Mass Communication

   
「さわやかな笑顔」と「清潔なユニホーム」 喫茶店再生レポート 
(脳力開発インストラクター・近藤幸三)  (2006.07.01)


 「商売で迷ったら原点に帰れ」昔からよく言われていることです。

 先代が、和風 喫茶を創業したときの志を思い出し、その原点や初心に立ち返って、運営の仕 を根本から改めて下さい。おそらく原点は、「おいしいコーヒーと、きめ細かなサ ービスでお客様をもてなす心」だったはずです。

 ところが、ゲーム機導入など、初心を忘れてしまったのではないでしょうか。

 従業員を解雇し、家族だけで経営している今こそ、創業期の原点に立ち返るいい 機会です。余裕がないのに他人を雇っていると、人件費や損益分岐点のみに心を 奪われがちだからです。

 喫茶店や、飲食店などの多くが苦境に立たされているの は、必ずしも不況のせいだけではないと思います。

 経営のための効率化と合理化 は、くつろぎを求めて訪れるお客様には“手抜き”としか映りません。もちろん、 信号機のせいでもありません。

 ですから、結束力が強く、チームワークが良くて、 しかも小回りのきく家族経営の方が、お客を呼び戻すチャンスは大きいと思いま す。もてなしを命とするサービス業では、家族経営はおおいに結構です。

 次に具体的なアドバイスですが、まず最大のポイントは「お客様をもてなす心」 です。くつろぎを求めて訪れるお客様を迎える「さわやかな笑顔」と「清潔なユ ニホーム」が必要です。

 あとは、モーニングサービスを2段階にするとか、ラン チセットを日替りにして常連のお客様を呼び戻すとか、週刊誌をそろえるとか、 駐車場を出ようとしているお客様には誘導してあげるとか、ゲーム機を減らすと か、団体貸し切りコーナーを作るとか、とにかく一つでも二つでも、どれでもい いですから、まず、取り掛かってみて下さい。

 その時、是非とも長男長女2人の 意見を聞いてやってください。家族の一員として、仕事のパートナーとして、2 人の生きがいと満足なくして、お客様には提供できません。

 また、経営の基本的な姿勢としては、諸々の施設や什器備品などすべてを所有 しようとせず、経費を節減できるならレンタルで済ます身軽な経営を心がけてく ださい。

 「こんなものを持っています」という所有権の時代は去り、「こんな便利 なものを使っています」という使用権の時代ですから。



 

 

TOPに戻る