Shall we ダンス?

 Mass Communication

 

キメ細やかな対応を基本にオリジナル印刷   「ビジネスチャンス」(2003年1月号)

 

 ネットを活用したオリジナル招待状やはがきを制作・販売しているのが近藤印刷(年商1億2400万円)近藤幸三社長だ。

近藤社長は新聞記者から印刷物販売のマイプリントに転職、招待状や案内ハガキ制作のノウハウを習得するなかで独立。印刷機器を導入し,大手企業にはできないキメ細かな対応で、マーケットを開拓。特にホテル関係は約30社の契約を取りながら,発注の多い10社に絞り込むなど,効率的な運営に切り替えた。同業者からみれば取引先を卸業者側から切るという大胆な決断ではあるが、名古屋市場では,以前勤めていたマイプリントの地位を脅かすほどの実績を上げた。

「効率的でニーズに応えた商品を提供するためには、制作件数を抑えることがよいと判断しました。抑えることで、また新たな市場も開拓する余裕が生まれるからです」

全国規模での市況開拓を目指すなかで、5年前よりネットによる情報発信を開始した。単に商品を並べるだけではインパクトがないため、自分自身が感じた感動のエピソードやよもやま話を毎日更新して発信した。また、メールに対する質問や問い合わせも、すべて近藤社長自らが、翌日までには回答するなど、もともと文章を書くことが好きなことを生かしたキメ細かな対応でファンづくりを始めた。

また、オリジナル作品集を集結させた冊子を制作し、希望者に抽選でプレゼントすることで、販促活動を行なっている。
「プレゼントする際にも、次号はあなたのオリジナル作品を掲載しませんか、というメッセージを添えることで、購買意欲を高めることができます」

実はこのプレゼントは、顧客開拓に予想以上の効果的な結果を出している。この結果から、第1弾に引き続きオリジナルの作品が集まり次第、第2弾、第3弾の冊子を制作していく予定という。
「ネット販売によりお客さまの顔が見えないまま販売します。だから、その分、いかにまめにメールやFAX、電話など、情報機器を活用してコミュニケーションがとれるかです」

リピート率は30%弱、新居の案内や出産情報から年賀状など、利用目的を変えた注文が増加傾向にある。
「オリジナルと一言でいっても、なかなか自分で考えることは難しいです。事例を蓄積することで、オリジナル印刷物制作としての浸透を狙います」
現在のネットアクセス数は月間2000件強。将来的には月間5000件を目標とし、ネットを核に売り上げで2億円を狙っていく。

 

 

 

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