Shall we ダンス?

 Mass Communication

 

NOといわない印刷業展開! ブライダル産業新聞 ザ・仕掛人 ― 近藤印刷 近藤幸三

(1998.04.21)

 

 

 近藤印刷(愛知県知多市)は“しあわせが見えてくるうれしい準備”をお手伝いします、をキャッチに、NOと言わない印刷業を展開。全国より問合わせ、注文が増えている。

 招待状や席次表など、結婚式に関わる印刷業を中心に知多市に会社を設立した。近藤幸三社長はもともと大手の名古屋営業所長を務めていた。結婚式に対する個性化・多様化が強まり、ペーパー関係に関する消費者の興味が高まるなかで、2人の思いを伝えられる商品制作を、自らの手でしてみたいと思い独立することになった。

独立後は地元の結婚式場を中心に営業を展開、なかには“競合の〇〇式場と契約するのであれば取引を止める”などと、拡販に対してストップをかけられることもあったが、印刷物1枚でも注文を受ける、という姿勢が信頼を築き、次々にホテル・式場との契約を進め、名古屋市内にも勢力を伸ばしていった。

スタッフは大半が女性、毎日毎日、日報を営業に限らず現場、総務・経理関係者にも書かせ、自分のミスや取引先の受注状況、フェアでの獲得数やカップルの感覚・動向など、毎日をしっかりと記録させることで、トラブル時におけるすばやい対処や新商品の提案などに役立てている。このマメさをスタッフ間の結束力により、きめ細かい注文でも対応できる体制を整えていった。


そこで一般消費者にむけ、結婚情報誌「ゼクシィ」を通してPRを行った。ペーパーアイテムに対する関心が高まっていることも奏して、問い合わせや注文が増えた。フリーダイヤルにより、遠方から来社するカップルまでおり、その際にはスタッフ全員で拍手で迎えるなど、心温まるサービスも行っている。

印刷物は予算に応じてアドバイスも含め行なっていく。なかには『ホテル・式場で希望を聞いてもらえなかった』と精神的に焦りつつも、こだわっているカップルに対しても、とにかく1組1組の要望に耳を傾け、予算との兼ね合いでアドバイスをしている。たとえば予算が低い場合は、図案のいくつかをヒントに与え、自分達で挨拶文や新居の案内図を書かせ、それを必要な枚数を刷るだけで安くあげたり、こだわるカップルに対しては納得できるまでつくりあげ、社長の自筆で文面から、席次表の氏名等を書くことで、他にかかったデザイン分を抑えるなどこまやかな対応をしている。「今後も求められるものを忠実に作成し、夢を提供していきます」(近藤幸三社長)

 

 

 

 

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